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シェアハウスの入居審査は厳しい?流れと通りやすくするポイントを解説
公開日 : 2024.08.28 更新日 : 2024.09.24
シェアハウスへの入居を検討している方にとって、入居審査がどのようなものか、どんなことを基準に審査されるのか、そしてどのくらい厳しいのかといった点は気になるところではないかと思います。この記事では、シェアハウスの入居審査の流れや確認される項目、さらに審査を通りやすくするためのポイントなどについて詳しく解説します。シェアハウスへの入居を検討されている方は、ぜひ参考にしてください
目次
シェアハウスの入居審査は厳しい?
シェアハウスの入居審査は、一般的な賃貸物件と比べて特別に厳しいわけではありません。しかし、一般的な賃貸物件と異なり入居者どうしの共同生活を前提としているため、審査基準には一般的な賃貸物件には無いシェアハウス独自の要素が含まれます。シェアハウスでは、特に「人柄」や「共同生活への適性」が重視されることが多く、また物件のコンセプトや住人のコミュニティにマッチするかどうかも審査の内容に含まれることが多くなります。
多くのシェアハウスでは、入居者どうしのトラブルを避けるため、入居前にしっかりと審査を行いますが、これを過度に心配する必要はありません。基本的には、常識的な対応と誠実な申請を行えば、審査を通過し、希望のシェアハウスに入居することが可能です。
シェアハウスの入居審査の流れ
シェアハウスの入居審査は、管理会社によって多少異なる部分がありますが、概ね以下のような流れで進められます。
1.問い合わせ・内覧の申し込み
まずはポータルサイトやシェアハウス管理会社のウェブサイトなどから、あなたが入居を希望するシェアハウスについての問い合わせを行います。多くの場合、問い合わせ時に希望の内覧日程を伝えることになり、管理会社の内覧担当者とスケジュールを調整して、内覧の日程を決めます。内覧時に物件の詳細な説明を受けるとともに、実際の物件環境や周辺環境を確認しておきましょう。
2.入居申込書の提出
内覧後、入居を希望する場合は、入居申込書や入居申込フォームを提出します。この段階で、名前、生年月日、現在の住所や職業といった基本的な個人情報や、希望する入居日などを記入します。記入する内容は管理会社毎に多少異なりますが、大きな違いは無いと考えておいて問題ありません。この時、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートといった本人確認書類の提出を同時に求められることが多いので、必ず準備をしておきしょう。
3. 書類審査や面接
入居申込書を提出すると、書類審査が行われます。書類審査では、入居申込書に書かれている内容の確認を行うのが主ですが、同時に提出した身分証明書や収入証明書などについても確認が行われます。面接を行う管理会社は稀ですが、実施される場合は住人との相性や物件のコンセプトに合うかどうかなどが確認されます。
4.審査結果の通知
書類審査や面接が終了すると、審査結果が通知されます。通知はメールや電話での連絡になることが一般的です。審査を通過すれば、具体的な入居日や契約手続きの段取りが進められます。
5.契約手続き・入居
審査を通過した後は、契約書の締結手続きを行い、初期費用を支払って入居が確定します。契約内容をしっかり確認し、トラブルを避けるために不明点は事前に質問しておきましょう。契約手続きは事前に行うこともあれば、入居日当日に物件内で行われ、その場でルームキーが手渡されることもあります。契約や入居のスケジュールや流れは、物件内覧時に内覧担当者に確認しておくことをおすすめします。
入居審査で確認される項目
シェアハウスの入居審査では、主に以下のような項目が確認されます。
個人情報
個人情報は、入居者の身元確認のために必須の項目です。名前、年齢(生年月日)、職業、連絡先などが確認され、これに基づいて基本的な審査が行われます。家賃の支払い能力があるかどうかが審査項目として非常に重要なため、収入や職業が安定しているかどうかも評価の対象になります。
緊急連絡先、連帯保証人
多くのシェアハウスでは、緊急連絡先の提出が求められます。これは、万が一の事態に備えるためのものです。基本的には両親や兄弟・姉妹の名前と連絡先を記入することになりますが、記入した連絡先に誤りが無いかを確認するために、管理会社の担当者から緊急連絡先に連絡がされますので、緊急連絡先に記入する人には事前に連絡をして、緊急連絡先として登録することについて承諾を得ておきましょう。また、保証会社や連帯保証人を求めるシェアハウスもありますが、管理体制がしっかりしていて長く事業を行っている管理会社では不要のようです。
引っ越し理由
引っ越しの理由は、シェアハウスへの適性を判断するための重要な情報です。特に、人間関係のトラブルが原因で前の住居を退去した場合は、詳しい説明が求められることがあります。転勤や転職、進学などライフイベントに関わる理由はもちろんですが、共同生活や入居者交流への興味・関心、ワンルーム物件では利用できない共用設備の魅力など、シェアハウスに対するポジティブな理由での引っ越しであることを明確に伝えると良いでしょう。
人柄
シェアハウスでは、入居者どうしの協調が必要不可欠です。そのため、人柄とコミュニケーション能力が確認されます。問い合わせ時や内覧日程調整時のメール文面、内覧時の内覧担当者とのやり取り、面接時など、全てのやり取りにおいて人柄が見られていると考えておくとよいでしょう。「そんな細かいところまで見ているのか?」と思うかもしれませんが、細かいところにこそ本性が現れるものです。シェアハウスでの共同生活には向かない人柄の人が入居してしまうと、他の入居者の生活環境にも影響を及ぼすため、この人柄というポイントは審査項目のなかで最も重要視されているといっても過言ではありません。友好的で協調性のある態度が評価されやすく、反対に自己中心的な態度はマイナス評価となり、そういった傾向が見られる人は審査落ちとなる可能性が非常に高くなります。
身だしなみ
内覧時や面接時の身だしなみも審査項目の一部です。重要視されるのは端的に言えば「清潔感」です。シェアハウスではキッチン、リビング、水回りなどを他の入居者と共用するため、不潔な身だしなみで共用部を利用すると他の入居者に不快感を与えてしまいます。また見た目が不潔な人は掃除や私物の管理もルーズなことが多いため、共用部に私物を置きっぱなしにしたり、使用した共用物(食器や調理器具など)を片付けないなどの傾向が見られるため、内覧担当者や面接者はあなたの身だしなみから、あなたの傾向を確認しようとしているのです。
コンセプトに即しているか
シェアハウスの中には一般の賃貸物件とは異なり、コンセプトを持って運営されている物件があります。例えば、クリエイター向け、フリーランサー向け、国際交流を目的としたシェアハウスなどです。入居希望者がそのコンセプトに合致しているかどうかが審査で確認されますので、事前に物件のコンセプトを理解し、自分がそのコミュニティに適していることをアピールすると良いでしょう。また、そもそもご自身が物件のコンセプトと合わないかもしれないと思う物件については、仮に入居できたとしても多くの場合は居心地が悪く感じてしまいますので、避けることをおすすめします。
入居審査を通りやすくするポイント
入居審査をスムーズに通過するためには、いくつかのポイントがありますが、ここから代表的なポイントを解説していきます。あなたがシェアハウスの審査に臨む際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
管理会社に良い印象を与える
管理会社に良い印象を与えることは、入居審査において非常に重要です。先述した通り、問い合わせ時の対応や内覧時の態度、面接でのコミュニケーションなど、すべての接点で管理会社はあなたのことをつぶさに観察しています。必要以上に意識をする必要はありませんが、おとなとして常識的かつ誠実な対応を心がけましょう。また、質問に対しては的確に答え、シェアハウスでの生活に対する積極的な姿勢を示すことも大切です。
支払い能力の証明
これも先述した通りですが、シェアハウスの入居審査では、家賃の支払い能力が確認されます。提出を求められることは少ないのですが、安定した収入があることを証明するために、給与明細や銀行の残高証明書などを準備しておくとより良いでしょう。フリーランスや自営業の場合は、過去の確定申告書が給与明細の代わりとなりますので、念の為用意しておくと良いでしょう。
虚偽の申告をしない
審査を通過したいからといって、虚偽の申告をすることは絶対に避けましょう。嘘が発覚した場合、信用を失い、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。また仮に虚偽の内容で審査を通過して入居が出来たとしても、入居後に虚偽が発覚すると強制的に退去させられてしまうこともあります。自分の状況を正直に伝え、誠実な対応を心がけることが重要です。
入居審査で落ちてしまった時の対処法
万が一、入居審査に落ちてしまった場合でも、落胆する必要はありません。審査に落ちた理由を管理会社に確認し、改善できるポイントがあれば次の物件で活かすことが大切です。ただし、管理会社によっては審査に落ちてしまった理由を開示してくれいない会社もありますので、注意が必要です。
また、シェアハウスによって審査基準は異なるため、別の物件に挑戦するのも一つの手です。審査基準が厳しくないシェアハウスを選ぶことで、次回はスムーズに審査を通過できるかもしれません。
シェアハウスの入居審査でよくある質問
審査期間はどのくらい?
シェアハウスの入居審査にかかる期間は、通常は1週間程度です。しかし、物件によっては数日で結果が出る場合もあります。審査が長引く場合は、必要な書類の提出が遅れているなどの理由が考えられるため、管理会社に確認してみましょう。また、時期によってもかかる期間が前後することがあります。例えば新生活を始めることが多い3月末から4月にかけては審査の申込みが多くなるため、どうしても審査期間が長くなることが多くなります。そういった場合、入居申込書や必要書類を提出したい際に、入居審査に時間がかかっている旨とかかる期間の目安が管理会社から通知されますので、その通知を見落とさないようにしましょう。
審査に必要な書類は?
シェアハウスの入居審査には、通常以下の書類が必要です。
・身分証明書(運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど)
・収入証明書(給与明細や銀行の残高証明書など)
・緊急連絡先情報
・連帯保証人の情報(必要な場合)
事前にこれらの書類を準備しておくことで、スムーズに審査を進めることができます。
審査なしのシェアハウスはある?
審査がないシェアハウスも存在はしますが、非常に少数です。一般的には、簡単な審査が行われますし、審査なしのシェアハウスへの入居は決しておすすめできません。審査なしのシェアハウスは入居者の人柄、興味関心、共同生活への適正などを確認していないため、中には「本来であればシェアハウスでの生活は避けたほうが良い」と考えられ、審査ありの物件では審査を通過できないような入居者が住んでいることもあります。すると、物件内のルールが守られないなどの事象頻発し、あなたの生活環境において快適性が著しく損なわれる可能性があります。審査なしのシェアハウスでも一見快適そうなものもあるかもしれませんが、「暮らしてみるとイメージと違った」などの理由から、入居後1ヶ月も待たずに新たな引っ越し先を探さなければいけなくなるようなことも考えられます。シェアハウスへの引っ越しを考えるのであれば、必ず審査のあるシェアハウスを選びましょう。
まとめ
シェアハウスの入居審査は、一般的な賃貸物件よりも「人柄」や「共同生活への適性」が重視されるため、少し異なる側面がありますが、基本的には誠実に対応すれば過度に心配する必要はありません。この記事で紹介したポイントを押さえて、入居審査をスムーズに通過し、理想のシェアハウスでの新生活をスタートさせてください。
監修者 : 谷口裕紀 (合同会社シェアリアル 代表社員)
シェアハウスの運営・管理、プロデュース、コンサルティングを本業にしながら、練馬区でシェアキッチンをハブに地域コミュニティの活性化にも挑戦中。
最近の生きがいは、釣りとクラフトビールと中日ドラゴンズ。
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