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シェアハウスは恋愛は多い?きっかけやトラブルを解説

シェアハウスは、複数の入居者が同じ物件内で共同生活を営む物件形態なので、生活の中で自然と人間関係が深まりやすい環境と言えます。特に男女混合のシェアハウスでは、入居者同士の距離が近いため、恋愛に発展するケースも少なくありません。これは一般的な賃貸マンションやアパートでは持ち得ない魅力と言えますが、しかしその一方でこうした男女関係や恋愛についてのトラブルやデメリットも存在します。この記事では、シェアハウス内での恋愛のリアルやきっかけ、メリット・デメリット、さらにはトラブルを避けるためのポイントについて詳しく解説していきます。

シェアハウスの恋愛は多い?

シェアハウス内での恋愛は、実際にどれくらい起こり得るのでしょうか。実際にシェアハウスに住む入居者の中には、恋愛に発展するケースが一定数あります。同じ物件で生活することで、日常生活において自然と交流が増え、一般的なアパートやマンションで一人暮らしをする場合と比べてお互いを知る機会が圧倒的に多いためです。

統計的なデータは少ないものの、シェアハウス運営会社が行ったアンケート調査や入居者の声を参考にすると、男女混合のシェアハウスに住む人のうち、10%〜20%が恋愛関係に発展することがあると言われています。
特に長期間同じシェアハウスで過ごす入居者同士は、より深い人間関係を築きやすく、その結果、恋愛感情が芽生えることも少なくありません。

ちなみに、これはほんの一例ですが、この記事の監修者の知り合いにも、同じシェアハウス内で知り合って付き合い始め、そのまま結婚して夫婦になったというカップルが何組かいます。
その殆どのカップルは同棲を気にシェアハウスを卒業しますが、中には結婚してからもシェアハウスでの生活を続け、今ではお子さんも含めた家族でシェアハウスに暮らしているというカップルもいます。
少し前までシェアハウスは「独身の若者向け」というイメージの物件形態でしたが、その様相もここ数年で変化の兆しが見られるようです。

男女混合シェアハウスの割合や傾向

シェアハウスのスタイルには様々なものがありますが、最もポピュラーなのが男女混合のシェアハウスです。男性専用、女性専用のシェアハウスに比べて人気もあります。東京都や神奈川県などの都市部では、シェアハウスの多くが男女混合のスタイルを採用しており、更には外国人の入居者も多いため、とても多様な入居者が多く暮らしています。

男女混合シェアハウスの魅力としては、異性とのコミュニケーション機会が多くなることでコミュニケーション能力が高まることや、自分とは違う異性の視点からの物事の捉え方を知る機会が多くなる点、様々な価値観に触れられる点などが挙げられます。一方で、恋愛やそれに伴うトラブルの可能性も高まるため、入居するシェアハウスを選ぶ際には注意も必要です。

シェアハウスでの恋愛のきっかけ

シェアハウスでの恋愛のきっかけは、日常生活の中での何気ない交流や共同作業がほとんどです。特に、共有スペースでの食事や会話を通じて、自然と仲が深まることが恋愛の始まりとなることがよくあります。一般的な物件形態にくらべて、シェアハウスでの方が恋愛が始まりやすい理由として、以下のような理由が挙げられます。

1. 共有スペースでの交流
シェアハウスでは、キッチンやリビングなどの共有スペースで入居者同士が顔を合わせることが日常的です。
朝のコーヒータイムや夜の食事を一緒に過ごすことで、お互いの趣味や興味関心、価値観を知る機会が増え、それが恋愛に発展するケースが多くあります。

2. イベントやパーティー
シェアハウスでは、入居者同士でイベントやパーティーを企画することがよくあります。
バーベキューや映画鑑賞会、クリスマスやハロウィーンのパーティーなど様々なアクティビティを通じて、非日常的な時間を共有することで、恋愛感情が芽生えることがあります。

3. 一緒に過ごす時間の長さ
シェアハウスでは、仕事や学校の合間に自然と顔を合わせることが多くなり、その結果、一緒に過ごす時間が長くなります。
これは、他の住居形態で暮らしている場合に比べてお互いを知るスピードが速くなる要因の一つです。

シェアハウスの恋愛のメリット

シェアハウス内での恋愛には、いくつかのメリットがあります。では具体的にどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

お互いを詳しく知れる
シェアハウスでは、一般的な賃貸住宅での生活と異なりリビングやキッチンなどを共用するため、生活のあらゆるシーンをお互いに目にすることができます。相手の性格や生活スタイルを直接観察できるため、付き合ってから「あれ、こんな人だったのか?なんだかイメージと違うな...」と驚くようなギャップを少なくすることができるのです。また、日常のささいな行動から相手の価値観や考え方を知ることができ、恋愛関係に発展する前から、相手に対する理解をより深めることができます。

共通点が見つかりやすい
同じシェアハウスに住んでいるという事実だけでも十分な共通点といえますが、その環境のお陰で共通の話題や趣味を見つけやすいというメリットがあります。例えば、シェアハウス内で流行っているゲームやテレビの番組、近所のレストラン、カフェなどについて話すことで自然とお互いの興味関心がわかり、そこから共通の趣味や価値観などが見つかりやすくなるのです。こうした共通の趣味や価値観を日常的に共有できることは、恋愛において大きなプラスとなります。

シェアハウスの恋愛のデメリット

一方で、シェアハウスでの恋愛にはいくつかのデメリットも存在します。特に恋愛関係が悪化した場合や、他のシェアメイトとの関係が影響を受けることがありますので注意しましょう。ではデメリットについても具体的に見ていきましょう。

シェアメイトの気疲れ
シェアハウス内でカップルが成立すると、他のシェアメイトに対して少なからず気遣いが必要になります。特に、恋愛関係にあるカップルがシェアハウス内で一緒にいる時間が増えると、他の入居者に「居心地が悪い」と感じさせてしまうかもしれないことは容易に想像ができるでしょう。また、少人数のシェアハウスにおいては2人の親密な関係が原因で、他の入居者が孤立感を感じてしまうということも起こりかねません。もしシェアハウス内で入居者同士が付き合うのであれば、他の入居者に気疲れをさせないように心がけましょう。

男女の恋愛のもつれ
恋愛における感情のもつれは、どのような場所でも起こり得るものですが、シェアハウスではその影響がより大きくなります。特に恋愛関係がうまくいかなくなった場合、共同生活の中で顔を合わせる機会が多いため、気まずい雰囲気が続くことになりますし、その雰囲気が他の入居者を不快な気持ちにさせてしまうこともあるので、注意が必要です。喧嘩など感情のもつれが起きてしまった場合は、一刻も早く解決することがとても重要になります。

別れた後の気まずさ
恋愛関係が終わった後、同じシェアハウスに住み続ける場合もまた、気まずい思いをすることがあります。日常的に顔を合わせる環境下では、別れた後の感情が整理しにくく、新しい恋愛関係を築くことも容易ではありません。実際に、恋愛関係が終わってしまったことをきっかけに、2人のうちどちらかがそのシェアハウスから退去するということも珍しくありません。

シェアハウス内の恋愛が知られるまで

シェアハウス内での恋愛関係は、自らオープンにしない限り、少しずつ他の入居者に知られていくことがほとんどです。ではどんなことから入居者たちが恋愛関係に気づくのでしょうか?そのきっかけをいくつか挙げてみましょう。

2人で帰って来る
同じ時間帯に一緒に帰宅するカップルは、他の入居者から注目されやすくなります。特に、シェアハウス外でのデートが増えてくると、自然と一緒に返ってくる回数が増え、他の入居者の目に付く機会も増えるので、「あれ、もしかして?」と他の入居者が気がつくきっかけになるでしょう。

2人の雰囲気が変わる
恋愛関係が進展すると、2人の間の雰囲気が以前とは少し変わることがあります。会話や表情、仕草、お互いの呼び方などが微妙に変わるため、他の入居者もその変化に気づきやすくなります。

2人でいることが多い
食事や共用スペースでくつろぐ時間など、2人が一緒に過ごす時間が増えることで、他の入居者もその親密さに気づくことがあります。特に、以前はあまり一緒にいなかった2人が頻繁に顔を合わせるようになると、恋愛関係に気がつく入居者も出てくるでしょう。

部屋を行き来している
シェアハウスでは個々の部屋がプライベートスペースとして保たれることが一般的ですが、恋愛関係にあるカップルはお互いの部屋を行き来する頻度が高まります。これも、他の入居者に恋愛関係が知られるきっかけの一つです。

シェアハウスの恋愛トラブルを避けるには

ここまでの内容で分かるように、シェアハウス内での恋愛は、他の入居者にも影響を与える可能性が高いため、慎重に進めることが重要です。トラブルを避けるために、以下のようなポイントを意識しましょう。

1. 他の入居者への配慮を忘れない
カップルとしての時間はもちろん大切ですが、他の入居者に対しても気を遣うことが大切です。「自分たちが良ければ良い」といった態度は絶対にNG!特に共用スペースでは、他の入居者も快適に過ごせるように注意を払いましょう。

2.プライベートとパブリックを区別する
シェアハウスの入居者であれば、もちろん共用スペースを利用する権利がありますが、共用スペース=パブリックな場であるという認識を持っておくとよいでしょう。他の入居者への配慮という点でもそうですが、居室というプライベート空間があるわけですから、例えば込み入った話をする際は居室で、パブリックなスペースでは他の入居者と同じような関係性でといった区別をつけると、他の入居者にとっても過ごしやすい環境にしやすいのでおすすめです。

3.別れた後の対処法を考える
万が一、恋愛関係が破局してしまった場合には、お互いのためにも別れた後の生活をどうするかを考えておくことが重要です。もちろん円満に恋愛関係を終わらせることができ、恋愛関係に発展する前の入居者同士のような関係に戻ることができればそれが一番ですが、それはなかなか難しいことだと思います。シェアハウス内での人間関係を円滑に保つためにも、どんな対処法を選択することがベストなのかを冷静に考えて準備することが必要です。

シェアハウスでの恋愛は、特別な体験となる一方で、慎重に進めないとトラブルに発展することもあります。この記事を参考に、シェアハウスでの生活をより快適で楽しいものにしてくださいね。

監修者 : 谷口裕紀 (合同会社シェアリアル 代表社員)

シェアハウスの運営・管理、プロデュース、コンサルティングを本業にしながら、練馬区でシェアキッチンをハブに地域コミュニティの活性化にも挑戦中。
最近の生きがいは、釣りとクラフトビールと中日ドラゴンズ。

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