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シェアハウスはやめとけと言われる理由は?向いていない人の特徴
公開日 : 2024.08.28 更新日 : 2024.08.28
20代〜30代の方を中心に、今や幅広い年齢の方から選ばれるようになったシェアハウス。
様々なメリットを享受できる住居形態ですが、なかにはお友だちやご家族から「シェアハウスはやめとけ」と言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
今回はなぜ「シェアハウスはやめとけ」と言われるのか、その理由と、シェアハウスに向いていない人の特徴などを詳しく解説していきたいと思います。
目次
シェアハウスはやめとけと言われる理由
シェアハウスは一人暮らしや家族との同居とは大きく異なる住居形態です。
様々な理由から、時には「やめとけ」と言われることもあるかもしれません。
では、シェアハウスに対する不安や懸念にはどのようなものがあるのでしょうか?
まず、シェアハウスでは家族以外の複数の人が共同で生活するため、プライバシーの確保が難しいことがあります。
自分だけのスペース(専有部)が限られているため、他人との距離感や付き合い方には、家族との同居や一人暮らしとは違い、色々と気を遣う必要があります。
また、共用部の使い方や生活リズムの違いからトラブルが生じる可能性も否定できません。
さらに、シェアハウスには年齢、性別、国籍などが異なる多種多様な人々が集まるため、価値観や生活習慣の違いが大きなストレスとなることがあります。
特に、コミュニケーションが苦手な人や、静かな環境を好む人にとっては、シェアハウスでの生活は難しいかもしれません。
これらの理由から、シェアハウスは決して「全ての人にとって理想的な住居形態」とは言えないのです。
シェアハウスに向いていない人
では、どんな人がシェアハウスに向いていないでしょうか?
ここからその具体的な特徴を挙げながら詳しくご説明したいと思います。
プライバシーを重視する
最初に挙げるのは「プライバシーを重視する人」です。
シェアハウスでは、キッチンやリビング、バスルームやトイレなどの共用スペースを他の入居者と共用するため、完全に一人の時間を確保できる場所や時間が少なくなる傾向があります。
またプライベート空間である自室に居ても、入居者から「一緒にごはん食べない?」、「今週の日曜日、一緒に出かけない?」といったお誘いをうけることもあります。
当然あなたを誘った入居者には悪意はなく、あなたと交流をしたいという善意の気持ちからの行動なのですが、自分のプライベート空間を大切にしたい人にとってはストレスに感じてしまうかもしれません。
コミュニケーションが苦手
シェアハウスでは、他の入居者とのコミュニケーションが必要不可欠です。
日常的な挨拶から、共用スペースの使い方や掃除の分担、ハウスマネージャーとの会話など、多くの場面でコミュニケーションが求められます。
これはこれまでの性別、年齢、国籍などはもちろんですが、これまでの生活環境や文化がことなる人と共同生活をし、お互いが快適に生活するためにはとても大切なことなのですが、コミュニケーションが苦手な人や、他人との交流を避けたいと考える人にとっては、辛いと感じてしまう部分もあるかもしれません。
静かな環境を好む
静かな環境を好む人にとって、シェアハウスは理想的な住まいとは言い難いでしょう。
シェアハウスにはあなた以外にも複数の入居者がいて、それぞれの生活があります。
ということは、当然自分以外の入居者の生活音や会話があり、それが共用部から聞こえてくることになるわけです。
また仮に居室が共用部から遠く、共用部からの音が気にならなかったとしても、隣室に入居者がいれば、そこからは何かしらの音が聞こえてくることも想像できるでしょう。
そもそもシェアハウスには交流や共同生活を求めて入居している人が多く、家族との同居に比べても、物件内は賑やかになりがちです。
こうした音が気になってしまう人にとっては、生活環境として決して適切とはいえませんし、静かな環境で集中したい、リラックスしたいと考える人には、シェアハウスの雰囲気は向かないでしょう。
綺麗好きである
シェアハウスでは、全ての入居者が快適に生活できるように様々なルールがあります。
そのうちの一つが共用スペースの清潔さを保つための利用ルールです。
しかし、そのルールが守られたとしても、綺麗好きな人にはシェアハウスの生活がストレスになってしまう可能性があります。
なぜなら「綺麗」の基準は、人それぞれだからです。
たとえばAさんにとっては綺麗にしたつもりでも、綺麗好きなひとからすると、「なんでこんな状態で平気なんだろう?」と思ってしまうことも少なくないでしょう。
また、物件を管理しているシェアハウス事業者によってもルールには差がありますし、その物件を担当しているハウスマネージャーによっても物件の整理整頓の具合や清掃がどこまで行き届いているかなどは差が生まれてしまいます。
もっと言えば、家具や家電、食器や調理器具を共用するということすら、ストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。
自分がどんなに綺麗に利用をしても、他の人が利用すると汚くなってしまう可能性があるという点において、自分だけではどうにもならないシェアハウスの環境は大きなストレスになってしまう可能性があるのです。
頻繁に恋人や友人を呼びたい
シェアハウスでは、他の入居者との関係性や共用スペースの利用状況を考慮する必要があります。
そのため、恋人や友人を呼びたいと考える人にとって、シェアハウスのルールや他の入居者との調整が必要になることが多くなります。
例えば夕方から友人を呼んで一緒に料理をするといったくらいであればさほどハードルは高くないのですが、「友人が泊まりに来る」といった場合だと「月に◯日まで」という制限を設けているシェアハウスも少なくありません。
というのも、宿泊をするということは料理をしたりシャワーを使用するなど、入居者と同様に共用部を利用する可能性が高く、電気、ガス、水道といったいわゆる共益費二該当する費用がかかってしまうからです。
シェアハウス事業者ではこうした共益費を月額の固定費として入居者から徴収していることがほとんどですから、あまりに宿泊をする回数が多いと、宿泊者の利用分を他の入居者が補填することになってしまいます。
当然、他の入居者は不満を持つことになるでしょう。
こういった観点から、自由に友人や恋人を招きたい人にとって、シェアハウスは制限が多いと言えるのです。
向いてない人がシェアハウスを利用するメリット
シェアハウスに向いていないと感じる人でも、シェアハウスでの生活を経験することで、いくつかのメリットを享受できることもあります。
では一体どんなメリットが有るのでしょうか?
経済的な負担が減る(
シェアハウスは、一人暮らしに比べて家賃や水道光熱費、インターネット利用料などの生活費を抑えることができます。
先述した通り、特に水道光熱費部分は「共益費」として毎月定額となるので、例えば夏の暑い時期や冬の寒い時期などエアコンを多用する時期においては割安感がありますし、何より毎月同じ金額なので、金銭的な負担の計算がしやすいとうメリットもあるでしょう。
また、東京などの都市部では家賃が高額になることが多いため、経済的な負担を軽減するためにシェアハウスを選ぶことは賢い選択と言えます。
生活費を抑えて貯蓄に回したいといった希望がある人にとっては、大きなメリットだと言えるのではないでしょうか?
コミュニケーションを取る練習になる
シェアハウスでの生活は、他の入居者とのコミュニケーションを通じて社会性を高める良い機会となります。
コミュニケーションが苦手な人にとっては、自分のペースで少しずつ他人と関わる練習ができる場ともなります。
新しい人間関係を築き、自分のコミュニケーション能力を向上させるチャンスです。
価値観を広げられる
シェアハウスには年齢、性別、国籍など多様なバックグラウンドを持つ人々が集まります。
異なる価値観やライフスタイルを持つ人々と同じシェアハウスで生活をし、交流をしていくことで自分の価値観を広げ、新しい視点を得ることができます。
一人暮らしや家族との同居では絶対に出会うことのなかった人との出会いを数多く経験することができるので、シェアハウスで生活したからこその価値観を得ることができるでしょう。
向いているかを判断できる
そもそもシェアハウス生活が自分に向いているかどうかを判断するためには、実際に経験してみることが一番です。
短期間でもシェアハウスに住んでみることで、自分がシェアハウス向いているのかどうか、実際に生活をしてみてのメリットやデメリットを具体的に把握することができます。
経験を通じて、自分にとって理想的な住まいはどんな形態なのかを見つける手助けにもなるでしょう。
向いてない人のシェアハウスの選び方
シェアハウスに向いていないと感じる人でも、選び方次第では快適なシェアハウス生活を送ることが可能です。
ここからはどんな点に気をつけて物件を選べば良いのか、その具体的なポイントをお教えします。
個室を選ぶ
シェアハウスの居室には個室(1部屋に1名で住むタイプ)とドミトリー(1部屋に複数名で住むタイプ)があります。
シェアハウスに向いていない人が選ぶべきはもちろん個室タイプのシェアハウスです。
自分の部屋に戻ってしまえば、そこはあなただけの空間ですから、他の入居者に必要以上に気を遣う必要はありません。
テレビを見たり、ゲームをしたり、読書をしたり、眠ったり、あなたが自分だけの空間でしたいことを自由にすれば良いのです。
共用部では他の入居者が居て気を遣うシーンがあるからこそ、1人になれる個室はとても大きな役割を果たしてくれるでしょう。
入居者の傾向を確認する
シェアハウスの入居者の傾向を事前に確認することも重要なポイントです。
例えば、年齢。
同世代が多いのか、幅広い年齢そうなのかによっても物件の雰囲気は大きく異なります。
その他にも日本人外国人の割合、性別のバランス(女性専用・男性専用の別も含む)など、その物件の入居者の情報を得ることで、なんとなくではありますが「賑やかそうだな」とか「比較的落ち着いた雰囲気だな」といった傾向を掴むことができます。
シェアハウスのルールや管理方法を確認する
シェアハウスには、共用スペースの利用方法や清掃のルール、訪問者に関する決め事など、様々なルールがあります。
事前にシェアハウスのルールや管理方法を確認し、自分の生活スタイルに合ったシェアハウスを選ぶことが大切です。
特に「私はシェアハウスに向いていない」と思っている人は、こうしたルールをなるべく細かく確認しておくことがとても大切です。
ルールがしっかりしているシェアハウスは、トラブルが起こりにくく安心して生活できる環境が整っていることが多いという傾向にあるので、必要十分なルールが有るかどうかを確認しておくことをおすすめします。
短期入居が可能なところを検討する
シェアハウス生活が自分に合っているかどうかを試すためには、短期入居が可能なシェアハウスを選ぶと良いでしょう。
短期間でシェアハウス生活を体験することで、長期的に住むべきかどうかを判断する材料とすることができます。
短期入居の選択肢があるシェアハウスは、いざとなったら退去して別の生活スタイルを選び直すことができるため安心です。
規模の小さいシェアハウスを選ぶ
大規模なシェアハウスよりも、小規模なシェアハウスを選ぶことで、他の入居者との距離感を保ちながら生活することができます。
入居者数も少ないので顔なじみになりやすく、コミュニケーションが円滑になるので、トラブルも少ない傾向にあります。
沢山の人とのコミュニケーションが必要になったり、沢山の価値観の中では疲れてしまうという人にとっても、小規模な物件からシェアハウスに慣れていくのは正しい選択と言えるでしょう。
まとめ
シェアハウスに向いていないと感じる人でも、適切な選び方をすることで快適なシェアハウス生活を送ることは可能です。
そして、あえてシェアハウスに暮らしてみることで、それまでには得られなかった様々なメリットを享受できるという魅力もあります。
この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひあなたも自分にあったシェアハウスを見つけてくださいね。
監修者 : 谷口裕紀 (合同会社シェアリアル 代表社員)
シェアハウスの運営・管理、プロデュース、コンサルティングを本業にしながら、練馬区でシェアキッチンをハブに地域コミュニティの活性化にも挑戦中。
最近の生きがいは、釣りとクラフトビールと中日ドラゴンズ。
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